世の中は新型コロナウイルスの感染で大変な騒ぎだが、ノロウイルスの感染も広がっていると報じられた。感染が多くおこるのは、保育所と老人施設というから、他人ごとではない。
ノロウイルスは、「お腹の風邪」と呼ばれる下痢や嘔吐を伴う感染症の病原体である。人の腸内で増殖し、便を介して海の流れだす。そしてカキなどの貝類に蓄積する。そのカキなどを人が食べると感染する。また患者の便や吐しゃ物からも感染する。
保育園や高齢者施設で、集団感染が多く起こる。それも冬場に目立っておこるそうだ。
予防するには、カキなどを生で食べず、加熱処理をすることだ。それから病人の便や吐しゃ物の処理にも注意を払わなければならない。
私たちは、新型コロナウイルス感染のおかげで、今までにないほどウイルスの感染防止の知識をたくさん持っている。石鹸による手洗い、アルコール消毒など、日常的に行っている。
ではノロウイルス対策も同じでよいかというと、そうでもないらしい。アルコール消毒はノロウイルスには効果がないのだそうである。そんなこともあるのかと思った。
石鹸による手洗いは、ノロウイルスにも有効なようだ。それから塩素系の消毒薬がよく効くという話である。
とにかく、ノロウイルスにもご用心。