ラジオを聞いていたら、ある識者が、「日本の保守層はナイーブだ。アメリカのトランプ大統領を味方だと信じている」と言った。
ナイーブ。日本語の辞書を引くと、素朴なさま、純真なさま、感じやすいさま、と説明されている。決して、悪い意味とは思えない。むしろ誉め言葉だ。
しかし、英語では、愚直、すぐに信じこむ、単純、つまり、軽蔑的に用いることが多く、誉め言葉ではないという。
日本の保守層と呼ばれる人たちは、安部さんの信奉者だった。安部さんが亡くなった後、トランプさんを信奉しているそうだ。
しかし、トランプさんは、日本など眼中にない。アメリカ・ファースト。トランプさんに期待するなど、ナイーブすぎると識者は言っていた。
ちなみに、英語でトランプ(trump)は切り札のこと。日本でトランプといえば、ババ抜きなどの遊びに使うカードだ。しかし、これは英語では playing card というのだそうだ。
ナイーブもトランプも、日本での使い方は、英語本来の意味と違っている。ややこしい。
天の声「ややこしいではすまされない」