ネットでヤフーニュースを見ていると、犬や猫の話がたくさん出ている。たいていは、可愛い、あるいは健気な動物の話だ。人間の赤ちゃんに寄り添う超大型犬とか、ご主人の帰宅をじ~と待つ猫とか・・・
 世の中の人々は、動物とのほっこりしたふれ合いを求めているのだろう。
 動物とのふれあいといえば、「ドリトル先生」を思い出した。
 ドリトル先生は、イギリス生まれのアメリカの児童文学者ロフティングの小説に登場する医師である。先生は動物の言葉がわかり、話ができる。
 小説にはいろいろな動物、オウムのポリネシア、犬のジップ、アヒルのダブダブ、豚のガブガブなどが登場する。頭が二つある奇妙な動物も登場した。プッシュ・ミー・プル・ユーという名前で、これを日本語訳では「おしつおされつ」と訳されている。
 訳者は井伏鱒二さん。ドリトル先生・シーリーズの訳書は、名訳と評価されている。
 心の荒みがちな今の日本で、必要な本だと思う。

投稿者

コラーゲン博士

85歳の老人ホーム入居者 若いころは大学でコラーゲンの研究を行っていた

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