先日、ダイオウイカが、海岸に打ち上げられているのが見つかったと、ラジオのニュースで聞いた。体長およそ3メートル。まだ生きていたそうだ。生きているのが見つかるのはとても珍しいことだという。
ダイオウイカは巨大なイカで、大きなものは6.5メートル以上になるそうである。深海にいるのだが、台風などで打ち上げられたり、マッコウクジラの胃の中から発見されたりする。そういえば、巨大なイカとマッコウクジラの格闘の場面を、息子が子供の頃買った動物図鑑で見たのを思い出した。
あの巨体をすしのタネにしたら、たくさんの握りずしができると思うけれど、そんなことはやらないらしい。どうやら美味しくないようだ。
すしネタとして私たちがよく食べるイカは、いま不漁だとのことである。最盛期のわずか4%しかとれていない。
ニシンもとれない。むかしは、すごくたくさん獲れたのに、今は獲れなくなってしまっている。
乱獲のせい? 地球温暖化のせい? どちらでもないらしい。専門家は頭をひねっている。
いま、海でなにかが起こっている。海は広くて、深い。人間にはまだまだ未知のことがいろいろあるのだ。そう思うと、なんだかロマンを感じるなあ。
天の声「漁業の人は大変なんだよ」