この頃、私の部屋の小さなベランダで、ゾウムシを一匹見かける。体長2センチぐらい、かなり大きなゾウムシである。もう2~3週間くらい住みついている。
 ゾウムシは甲虫の一種で、ゾウの鼻のように長く突き出した口吻を持っている。草食性のものが多いそうだが、うちのベランダには草も木もない。何も食べるものがないと思う。このゾウムシは数週間食べなくても平気なのか、それともどこかに食べに行ってまた帰ってくるのか?
 ゾウムシといえば、コクゾウ(穀象)を思い出す。小さなゾウムシで、米を食い荒らす。昔、米びつの中にいたものだ。今は我が家では、焚いたご飯を買ってくるので、生の米はない。従って、コクゾウを見かけることもない。
 俳句の本を見ていたら、こんな句があった。
     穀象といふ虫をりて妻泣かす       山口波津女

投稿者

コラーゲン博士

85歳の老人ホーム入居者 若いころは大学でコラーゲンの研究を行っていた

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です