スキム・ミルク、すなわち脱脂粉乳が余っているとラジオで聞いた。脱脂粉乳は、牛乳からバターをつくった時にできる。バターは人気があって、すぐに売れるが、脱脂粉乳の方は人気がない。それに長期保存ができるので、どんどんたまってしまっているという。
ヨーグルトの製造に使うが、ほかの用途を模索しているとのことだ。例えば、はちみつと混ぜてつくった飲み物は、とてもおいしいと宣伝していた。食べ物以外の用途も考えられている。脱脂粉乳から繊維をつくると、シルクのような感触で、静電気も帯びないものができるそうだ。
かみさんは、大昔、小学生の時、脱脂粉乳が給食に出たと言っていた。まずくて、こっそり流しに捨てた。みんなが捨てるので、流しが真っ白になって、先生にバレたという。
私が子供のころは、敗戦直後の混乱期で、給食などなかった。みんな飢えていたから、脱脂粉乳をくれたら、喜んで飲んだと思う・・・
ちなみに、スキムには、クレジットカードの情報を不正にコピーするという意味もある。今の若い人には、この方がピンと来るかな。