岸田内閣総理大臣の評判は、あまりよろしくない。信念が無くて、与党のエライ人が何か言うとその方向に動き、また別のエライさんが言うと、そっちに動く。「まるでスイングドアのようだ」と評した人がいる。スイングドアとは、押し引きどちら方向にも開けられる引き戸のことだ。一般にバネがついていて、手を離すと自然に閉まる。
スイング・ドアは、私が好きな西部劇によく出てくる。酒場のドアは、たいていスイング・ドアだ。荒くれ男は乱暴にドアを押し開けて入る。臆病な人達は、のぞきこんでからおそるおそるドアを開けて入っていく。酒場でけんかして、立腹した男は、乱暴に開けて出ていくので、ドアが壊れたりする。
西部劇には、スイング・ドアの他にも、よく登場する大道具、小道具がいろいろある。たとえば、テンガロンハットはカウボーイのかぶっている帽子だ。10ガロンの水が入る大きさかと思ったらそうではないそうで、語源はスペイン語のソンブレロ・ギャロン、ひも付き帽子のことだそうである。
タンブルウィードは、風で転がる根無し草。寒々しい光景を表現する時によく使われる。
派閥という風に吹かれて転げるように動く岸田首相とちょっと似ているなあ。
天の声「こじつけるな」