自動車を運転したことがない私は、サポカーという言葉も知らなかったし、ましてサポカー限定の運転免許の話など、全然知らなかった。しかし、老人が、ブレーキとアクセルを踏み間違えて事故を起こす話は、ニュースで見て知っている。ずいぶん頻繁に起きているし、悲惨な事故もおこっている。
 サポカーは、セーフティ・サポートカーの略で、衝突被害軽減ブレーキに、「ペダル踏み間違い急発進抑制装置」を付けた、高齢者向けの車だそうだ。
 高齢になったら、車の運転をやめればいいと思うけれど、そうはいかないらしい。公共交通機関が無くて、車がないと生活できない場所がたくさんある。スーパーに買い物に行くにも、お医者さんに通うにも 車がいる。しかたなく運転する。それは、理解できる。
 それで、老人はサポカーを買って、サポカー限定運転免許で、運転すればいいと私なんかも思う。2022年5月から導入の予定だそうだ。
 識者は、問題点をいくつか指摘している。まず、サポカーの値段が高い。国が補助金を出していたらしいが、今は終了しているという。
 それから、2020年以降につくられたサポカーに限るというのだ。つまり、前から持っていた車ではダメで、新しい車でないといけない。
 それから、「私は大丈夫だ」といって、普通車を運転する老人を、どうやって止めるのか。やめさせる法律はないらしい。
 確かに、そんな頑固な老人はいそうだなあ。
 天の声「あんたが運転しなくてよかった」
 

投稿者

コラーゲン博士

85歳の老人ホーム入居者 若いころは大学でコラーゲンの研究を行っていた

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