新型コロナウイルスの感染は収まりそうもない。みんなうんざりしている。大人も大変だが、子供もかわいそうだ。私は孫もいないし、小さな子供のことを知る機会はないのだけれど、メディアからの情報を聞くと、かわいそうに思う。
学校は、開かれたり、閉ざされたりしている。学校に行けても、分散登校とかで、交代制で行く。だから、友達と会えなかったりする。会えても、昔のように遊べないし、おしゃべりも出来ない。近寄ってはいけない。押しくらまんじゅうなど、もってのほかだ。
子供たちは、ワクチンを打ってもらえない。副反応が心配だし、子供は感染しても重症にならないからということらしい。
給食も、黙食とか称して、黙って食べなければならない。行事もない。遠足とか、運動会とか、学芸会とかはないのだ。一日中マスクをしている。友達や先生の素顔を忘れてしまわないかなあ。
これで、もしもコロナが、収束したら、うまく元に戻れるのだろうか。
そこで、思い出してしまうのは、終戦の頃だ。突然、空襲警報も、灯火管制もなくなった。閉鎖されていた学校が再開されると、体育の時間は相撲から野球に変わった。授業に英語の時間ができた。
でも、すぐに慣れた。だから、コロナが収束すれば、子供はすぐに元の生活にもどれると思う。
やがて、その次の世代の子供たちが育ち、昔「戦争を知らずに、僕らは育った・・・」という歌が流行ったように、「コロナを知らずに、僕らは育った・・・」と歌うかもしれない。