テニスでグランドスラムといえば、全英オープン、全米オープン、全豪オープン、全仏オープンのシングルスのすべてに優勝することを言う。ゴルフでは、全英オープン、全米オープン、全米プロ、マスターズの全タイトルを制覇することだそうだ。どちらも、なし遂げればすごいけれど、やった人はほんの一握りしかいない。
野球でグランドスラムといえば満塁ホームランのことだ。テニスやゴルフのグランドスラムほど難しくはなさそうだが、とても華がある出来事である。
日本のプロ野球で、いままでに一番たくさんの満塁ホームランを打った選手はだれかというと、埼玉西武ライオンズの中村剛也選手だ。中村選手はこれまでに22本の満塁ホームランを打った。2位は王さんで15本、3位は14本で複数の選手が打っている。中村選手はひとり群を抜いて、すごくたくさんのグランドスラムを打ったことになる。
中村選手のニックネームは「おかわりくん」だそうだ。たくさんご飯を食べるのだろう。
中村選手は、今も現役で40歳。まだやれる。どんどん大飯を食べて、もっともっと満塁ホームランを打ってほしい。