ロシアのウクライナ侵攻によって、ロシアからの輸入がストップしている。ロシアからはいろいろな水産物を輸入しているが、それらが食べられなくなってしまった。代表的なものが、カニ、イクラ、ウニだ。
1980年代の後半、私は浜松から東京に引っ越した。ちょうどそのころ、毛ガニを安く買えた。宿舎のそばのマーケットで、生きた毛ガニをたくさん売っていた。それを買ってきて、ゆでて食べた。かみさんが「ごめんね」と言いながら、カニをゆでていたのを覚えている。
あの毛ガニがロシア産だった。毛ガニはおいしい。私はタラバガニよりも好きだ。毛ガニのカニみそは特においしい。カニみそは不思議な食べ物だ。あれはカニの内臓がすべて混ざったものだそうだ。あんな味の食べ物は他にないだろうなあ。
ある鮨屋のカウンターのネタに「カニみそ」と表示されていたので、注文してみた。そうしたら、カンヅメをあけてカニみそを出して握ってくれた。ちょっとがっかり。
イクラは、実はあんまり好きでない。浜松にいたときに、渓流釣りの好きな先生がいて、よく釣りに連れて行ったもらった。アマゴやイワナを釣る。そのエサがイクラだった。イクラはにおいがきつい。手指にイクラににおいがついて取れない。それから、イクラはあまり食べたくなくなった。
ウニは・・・あまり思い出がない。
天の声「ウクライナ侵攻でカニみその話か。暢気だな」