アメリカ軍用機のオスプレイが墜落した。この飛行機の事故は、何度も起きている。
オスプレイは、垂直離着陸が可能な輸送機である。主翼の両端にあるプロペラエンジンが、離着陸時には垂直に向けられて上昇・下降し、前進する時には水平に向けられるという、特異な構造をしている。こんなに事故が多いと、設計上の欠陥があるのかなと思ってしまう。
オスプレイ(OSPREY)とは鳥の名前で、和名は「みさご」だそうだ。タカの仲間で、トビくらいの大きさ。海辺に住み、海上を飛び、魚を見つけると急降下してとらえる。そのオスプレイが海に墜落したのだから、皮肉だ。
ミサゴの仲間に「はやぶさ」がいる。飛ぶ速さが速くて、鷹狩りに用いられた。
昔の日本軍には、はやぶさという名前の戦闘機があった。当時軍国少年だった私は、○○隼戦闘隊という歌をうろ覚えながら知っている。「エンジンの音ごうごうと隼が行く・・・」というような歌詞だった。
みさごとかはやぶさとか、猛禽の名前を軍用機につけるのは、今も昔も、アメリカも日本も、同じらしい。陳腐だなあ。