シカが増えすぎて、森林を荒らして困るそうである。シカは木の樹皮を食べてしまう。その結果、樹木は枯れてしまう。
何故シカが増えすぎたかというと、天敵がいないためだという。そこで、オオカミを輸入して、山林に放つことを提案している人たちがいる。上手くいくだろうか? 素人の私には、これはかなりアブナイ案のように見える。もしも、人が一人、いや家畜が一頭でも、オオカミに襲われたら、大ブーイングがおきるだろう。そうなったらオオカミが可哀そうだ。
オオカミは、赤ずきんちゃんなど、いろいろの童話に登場するが、いつも悪役だ。でも、私は、子供の頃、シートンの動物記を愛読していた。そこでは、英雄的なオオカミの話が出てきた。「オオカミ王・ロボ」。ロボは体は大きくて強く、しかも頭がすごく良い。仲間たちを引き連れ、家畜を襲う。大きなウシも、簡単に倒してしまう。罠などにはかからない。そんなロボも、最後は悲劇的な最期を迎えるのだが・・・
日本では、本土には小型のオオカミが、北海道には大型のオオカミがいたが、1900年ごろに絶滅してしまったと本に書いてある。でも、本当はまだいるそうだ。全国の日本旅館で、息子や嫁を監督し、旅館の経営に奮闘している人・・・その人をオオカミという。いや、本当はオオオカミかあ。
天の声「バカバカしい」