エレキ・ソルトとは、減塩した食品でも塩味が増強される食器のことだそうだ。高血圧などで、減塩をしなければならい人は多い。そのような人に為に開発された食器である。いや、食器というよりデバイスだと、開発したキリンの研究者が言っていた。
 原理は私にはよくわからいのだが、食器に微妙な電流を流して、脳をだますらしい。そのため、結構大きなものになるし、電源もいる。それでも、お皿だけでなく、お椀やスプーンも開発された。お箸の開発も試みたが、お箸は動きが複雑で無理だったそうだ。
 まだ試作品の段階だが、やがて完成して市場に出るだろう。価格は今の段階ではわからないとのこと。
 面白いことを考えるなあと感心した。人工的な甘味料はいろいろ開発されている。人工的な酸味、苦味、辛味などもあるが、人工的な塩味はなかなか見つからないと聞いたことがある。一方では、高血圧の人は多くて、塩化ナトリウムによらない塩味の需要は大きい。そこで、この食器の開発になったのだろう。
 すごいことを発明するものだ。今後は、水を入れただけでビールの味のするジョッキとか、お湯を入れただけで熱燗の味になる猪口なんかも、開発してもらいたいなあ。

投稿者

コラーゲン博士

85歳の老人ホーム入居者 若いころは大学でコラーゲンの研究を行っていた

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