イヌがテレビを見て、どのように見えるかという記事をヤフーニュースで見つけた。基本的には人間と変わらず、画像・映像をきちんと認識しているそうだ。
 ただし、色を人間ほどはっきり見分けられない。特に赤や緑は見分けられない。黄色、オレンジ色、緑は「くすんだだ黄色」、青と紫は「青っぽい色」、その他の色は「白と黒の濃淡が異なるグレー」に見えるのだそうである。だから、テレビの映像も黄・青・グレーの世界。
 アカレンジャーとかキレンジャーが出てくる番組は、人間の子供ほどには楽しめないらしい。しかも、動体視力がよいので、旧式のテレビの画像は、コマ送りの状態だそうである。
 イヌ以外の動物の色の見え方も、きっとさまざまだろう。
 また、色の見え方の話ではないが、こんな話を聞いたことがある。ゾウはライオンよりもずっと大きくて、力も強い。だから、ライオンを怖がる必要はないように見えるけれど、そうはいかない。ゾウは夜の暗闇になかでは、人間と同じで見えなくなる。ところがライオンは暗闇でも見える。だからゾウは、夜にライオンに襲われるとパニックになる。特に子象は危ない。ライオンが近くにいると、夜はひとかたまりになって、びくびくして過ごすらしい。
 生きるということは、大変だ。