この頃アルゴリズムという言葉をよく聞く。私にはよくわからない言葉である。辞書を引くと、「問題を解決する定型的な手法・計算法」と書いてあるが、よく理解できない。
この間、ラジオを聞いていたら、インターネットのユー・チューブで一度でも音楽を聴くと、それと関連した曲が次から次へとでてくる―――あれがアルゴリズムなのだと言っていた。
確かに、ユー・チューブはそうだ。私がよく聴くのは、西部劇などの映画音楽や古いジャズ。それから、ハワイアンも好きだし、クラシック音楽も聴く。つまり、めちゃめちゃで、一貫性がない。ユー・チューブはそれに対して、いろいろ、いろいろ選曲してくれる。「マイ・ ミックス・リスト」というのまでつくってくれている。ご苦労様である。
大変親切だけれど、なんだか自分の趣味・好みを調べられ、なにを聞きたいか見透かされているようで、気持ちが悪い。
買い物も同じである。何か買うと、それに関連した商品の宣伝がたくさん来る。これも気持ち悪い。購入した書籍からは、思想・信条まで、推測されてしまいそうだ。
そういう情報が、企業などに集められ、蓄積されているのだろう。もしかして、情報の売買も行われているかもしれない。
なんだか、心休まらない世の中だなあ。