ヤフーニュースで、「米国が目指すのはハンガリー？」という記事を見た。アメリカの共和党議員らが、ハンガリーのオルバン首相の統治を理想的なモデルだと称賛しているというのである。
ハンガリーは、重要な資源も軍隊も持っていない。現在、欧州連合で最も貧しい国の一つだ。
ハンガリーでは、仕事の機会やビジネスの成功は、スキルや実力でなく、政府とのコネクションによることが多い。そのため、医師や学者など専門知識や技術を持つ人々は、ドイツ、オーストリア、オランダなどに移住している。
汚職と縁故主義の結果、ハンガリーの経済は、市場原理や実力主義ではなく、忠誠心に基づくシステムで運用されている。一方で、ハンガリー政府は、楽観的な経済予測を発信している。
こうした独裁的な政治こそ、アメリカの保守派が称賛し、まさにアメリカが実行しようとしていることだというのだ。
アメリカがこのまま進むと、ハンガリーと同じ腐敗と停滞、貧困を受け継ぐことになると、専門家は警鐘を鳴らしている。この声、トランプさんの耳に届いているかなあ・・・