ベッドに寝そべっていたら、なぜか頭の中に「アブラカタブラ」という言葉が浮かんできた。子供の時に聞いた、なにかのおまじないのようだが、よくわからない。
辞書を見ても載ってない。よく調べると、「アブラカダブラ」という言葉が載っていた。間違えて覚えていたのだ。
物事の成就を願ったり、災いを払ったりするときの唱える呪文と書いてある。そして、ラテン語からきているとも書いてある。
さらに見てみると、キリスト教の異端のグノーシス派のうちのバシリデス派が、病気や不幸からまもってくれるよう、慈悲心に富む精霊の助けを祈るときに用いたまじないの文句だそうだ。
私は子供が使う意味のないまじない言葉だと思っていたが、歴史があるのだ。
では「ちちんぷいぷい」はどうか。子供が体を痛めたとき、なだめすかすために使う言葉だが、これも「智仁武勇は御世のお宝」からきている言葉だそうだ。
こんなことをわざわざ調べるなんて、我ながら暇だと思う。
天の声「自覚しているんだ」