この間、ラジオで古典落語を聞いていたら、「へっつい」の話が出てきた。私は長いこと、この言葉を聞いていなかったので、えっー、へっついってなんだっけと思ってしまった。
へっついとは「かまど(竈)」のこと。そう言い直しても、かまども、死語に近い。
大昔、ご飯は釜とかまどで炊いていた。それが、炊飯器の登場で、かまどは使わなくなった。
いまは、さらに時代が進んで、炊飯器でご飯を炊くこともしなくなった。「パックご飯」が登場したからだ。
昔の「ご飯は何合たく?」という会話が、今は「パックをいくつチンする?」に変わった。
我が家では、かみさんはご飯が好きだ。それで、毎日パックご飯をチンして食べている。私は、ご飯を食べない。もう長いこと白いご飯を食べていない気がする。代わりをしてくれるのが、麺類とアルコールだ。
天の声「飲み過ぎに注意!」