私が昔住んでいた浜松では、毎年5月3日―5日に、浜松まつりが行われる。たこ揚げの大会があったり、屋台が出たりする。でも、私は見に行ったことがない。混雑が苦手だから。
浜松は、遠州の空っ風と言って、風の強い日が多い。たこ揚げにはもってこいの土地らしい。
大昔、浜松に新しい医科大学が出来て、私も雇ってもらった。新しい大学だから、伝統のものがない。ふつう、大学にはいろいろな運動部や文化クラブがあるのだが、それがない。そこで、学生たちは、いろいろなクラブを新しくつくった。
そのひとつに、「浜松医科凧の会」があった。イカとタコのダジャレのつもりだ。どんなたこをあげたのか、私は知らない。
ちなみに、俳句には「たこ日和」という言葉があるそうだ。春の季語である。やっぱり、ゴールデンウイークは、たこ揚げがふさわしい・・・