ラジオを聞いていると、「こんな広告はダメ」という言葉が耳に入ってきた。
  「月でウサギは何をついているの」「うそをついている」「うその広告はダメ」
  「タカとワシは大きさだけの違いだよ」「まぎらわしい」「まぎらわしい広告はダメ」
  「エビでタイをつる」「タイでは何がつれる?」「地球がつれる」「大げな広告はダメ」
これは、日本広告審査機構というところの宣伝らしい。
 あんまりセンスのあるコピーとは、私には思えない。なんだか自分だけ面白がっているような感じだ。
 でも、この「うそはダメ」「紛らわしいはダメ」「大げさはダメ」というくだりは、国民が政治家さんたちにいいたい言葉、そのものである。
 たとえば新型コロナ感染対策だって、政府はこの三つの「ダメな」発言を繰り返している。
 ワクチンの接種の申し込み方法は、紛らわしいことが多くて、困った人が多かった。ワクチンの輸入量だって、「十分」とか「安心しろ」とか、嘘か大げさな発言を繰り返した。結局のところ、十分な量は確保できていないようである。最近の「中等症以上の患者でないと入院させない」というのは、「医療崩壊」を隠した、うその発言のように思える。
 話をラジオの広告に戻すと、私が文句を言いたいのは、ラジオのショッピングである。今まで真面目な情報をしゃべっていた同じアナウンサーが、突然、商品の宣伝を始める。食品のこともあるし、電化製品のこともあるし、衣料品のときもある。それらを、すばらしく良い品だとか、安いとか、お買い得とかいう。
 あれでは、聞いている方は、広告とは気がつかないで聞いてしまう。本当に紛らわしい。ラジオ局は、こんなことまでして、お金をもうけないといけないのか。さもしい。
 ああ、世の中、文句をいいたいことばかりだ。
 天の声「いいことを探しなさい」
 
 

投稿者

コラーゲン博士

85歳の老人ホーム入居者 若いころは大学でコラーゲンの研究を行っていた

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