先日あるラジオ番組で、ことわざを話題にしていた。本当だと思うことわざをアンケート調査したところ、「急がばまわれ」、「2度あることは3度ある」、「猿も木から落ちる」などが上位を占めた。ところが、本当だと思わないことわざをたずねると、ほとんど同じことわざが並んだそうだ。面白い。
 本当だと思わない具体例をきくと、地方から東京に出てきたら、見た目がよく、頭もよく、スポーツも万能の人がいて、「天は二物を与えず」はウソだと思ったという人がいた。
 「金は天下のまわり物」というが、自分にはちっともまわってこないという人も多い。「・・・私は働いても働いてもまわってこない」と林芙美子さんも「放浪記」に書いているそうである。
 ことわざを誤解している若者もいる。たとえば、「棚からぼたもち」を、災難が降りかかると思っている人がいるそうだ。上から物が落ちてくるから、危ない、災難だと思っている。「たなぼた」という言葉も、間違って使っているのかなあ。
 私の好きなことわざは、「捨てる神あれば拾う神あり」だ。何か困ったことがあってもくよくよしない、きっといいこともある・・・と思って、明日を生きたい。
 天の声「格好つけすぎだ」
 

投稿者

コラーゲン博士

85歳の老人ホーム入居者 若いころは大学でコラーゲンの研究を行っていた

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です