お笑い芸人になりたい若者が、すごくたくさんいるそうだ。お笑い芸人を目指すが、食っていけない。それで、アルバイトをして、がんばっている。アイドル・タレントになるより、ずっと競争率が高い。もちろん、難関といわれる大学に入るよりも、はるかに難しい。
なぜだろうか。人を笑わせることに快感を覚えるのはわかる。でもそれなら、お笑い芸人にならなくてもよいかもしれない。
私が、大学と大学院で指導していただいた先生は、少年の頃の夢は漫才師になることだった(昔はお笑い芸人という言葉はなくて、それにあたるのが『漫才師』か?)と言っておられた。でも、やめてしまった。なぜかというと、漫才師はインターナショナルでないと気がついたからだそうだ。お笑いは言葉の壁があり、インターナショナルにはなれない。しかし、サイエンスは、インターナショナルだ。それで、生化学者になった。この話、本当にホントかどうか・・・私はしらない。
今、日本のアニメは、海外ですごく人気がある。日本の文化は理解されている。やがて、日本のお笑いタレントも、海外で高い評価を受けるだろう。
先生は生まれたのが早すぎたのだ。一方、サイエンスを志しても、私などはとてもインターナショナルな活動したとは言えないし。
人生いろいろ・・・だなあ。