前回、肥満防止の話を書いていたら、おからを思い出した。
おからは豆腐をつくるときの豆乳の搾りかすである。「きらず」、「卯の花」ともいう。おからのカラはカスの意味なので、嫌われて別名が出来た。おからの漢字は「雪花菜」。当て字だろうが、これはきれいな名前だ。
おからは食物繊維が豊富で、便秘の解消に役立つし、ローカロリーだから、いわゆるダイエット食品になる。
ハンバーグやコロッケに混ぜたり、クッキーやケーキの下地に混ぜたり、いろいろ使われるそうだ。
しかし、私には、戦後の食糧難の時食べた印象が強く残っている。いまのように肉などを混ぜて、美味しく仕上げたものではなかった。だからまずい。まずかったなあ。
おからは、私にとっては、戦後の食糧不足時代のシンボルである。だから、今は食べたくない。たとえ、肥満防止のためでも・・・それに、私はやせていて、肥満防止の必要は無い。