○○ロス症候群という言葉をよく聞く。たとえば、人気のある俳優さんやタレントさんが結婚するとロス症候群の人が出てくる。まあ、私は、誰が結婚しても、ロスを感じたことはないけれど。ロスを感じると、精神的にも、身体的にも不調になるそうだ。
 面白い連続ドラマが終了した時にも、ロス症候群になる人がいる。私は、次に見るドラマが楽しみなので、ロスを感じない。ペットが死んでロス症候群になる人もいる。私は、今はペットを飼っていない。
 私が、ロスを感じるのは、パソコンのOSが、バージョンアップになるときだ。ウィンドウズのOSが、変わるたびに、イヤだなあと思う。せっかく、覚えて慣れてきたのが変更になる。バージョンアップされて、便利になるというけれど、私のような初心者にはメリットがない。
 近々、ウィンドウズ10が11になるという。ウィンドウズ10ロスになってしまう。
 ロス症候群のことを考えていたら、面白いことに気づき、思わずニヤリとした。エーラス・ダンロス症候群という病気の名前である。名前だけ見ると、○○ロス症候群といえないこともない。
 エーラス・ダンロス症候群は、遺伝病である。コラーゲンやその関連物質が、体内でうまく生産できないために、異常がおこる。いろいろな型のものが知られている。
 たとえば、皮膚を引っ張ると、すごく伸びる患者がいる。手を離すと、元に戻る。見かけ上はまったく正常である。また、関節がすごく柔らかくて、反り返る患者もいる。手足がグニャグニャにみえる。
 このような症状なら、命に別状ないけれど、動脈にこぶができて破裂しやすくなると困る。腸に穴が開きやすい人もいるそうだ。治療法は、見つかっていない。
 というわけで、○○ロス症候群の話が、コラーゲンの病気の話に脱線してしまった。
 天の声「いつものことだ」

 
 


 

投稿者

コラーゲン博士

85歳の老人ホーム入居者 若いころは大学でコラーゲンの研究を行っていた

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です