ウクライナで戦争が続いている。ラジオのニュース番組で、ロシア軍に傭兵が参加していると聞いて、いっそう暗い気持ちになった。
世の中はフェイクニュースであふれていて、傭兵参加が本当かどうか私にはわからない。でも、シリアからの傭兵と聞いて信ぴょう性があるように思った。シリアの傭兵は、市街戦に熟達したプロだという。
傭兵は、大義名分があるわけでなく、お金をくれる陣営のために戦争に参加し、相手を殺す。そして傭兵たちを集めて、売り込む会社もあるそうだ。つまり戦争がビジネスだ。怖い話である。
傭兵は昔から存在したらしい。自国民の温存をはかり、また兵力不足を補うためよく使われたという。古代ギリシャの末期には各ポリスが雇った傭兵が存在したし、古代ローマ帝国の末期にも傭兵がいた。古代の中国にもいた。
近年では、フランスがアフリカの植民地支配のために雇った外人部隊は、映画の題材になったりして有名である。
お金のために、自ら危険な戦地に行くのは、その人の勝手だけれど、そんな金儲けのために戦争する人の犠牲になる一般市民はたまったものでない。
こんな戦争はすぐやめてほしい。