アバターとはネットの仮想空間で、利用者の分身として動作するキャラクターのことだそうだ。私にはさっぱりわからない。何が面白いのかなと思ってしまう。
でもサイバーずきの人には、とても興味あることらしい。仮想空間の中では、なんでもやれるし、かっこいい人物になることも出来るそうだ。それって現実からの逃避だけじゃないの。
あばたは漢字では痘痕と書く。天然痘が治った後に残る皮膚のくぼみである。「痘痕も靨(あばたもえくぼ)」という言葉がある。好きになったら、醜いあばたもえくぼに見える、すなわち好きになると欠点も好ましく見えるという意味の言葉だ。英語に訳すと Love is blind だそうで、日本語の方が情緒がある。
「あばたもえくぼ」効果という言葉もある。別の名は「ハロー効果」。ひとつの領域でのイメージが、その他の領域にも効果を及ぼすことだそうだ。ある目立つ長所や短所のため、全体を客観的に評価できなくなることを言う。あることで成功すると他のことでも指導できると錯覚したり、前科があるとすべて悪く評価する傾向のことだそうだ。
私は、ひょっとしてアバターがもてはやされるのは、サイバーずきの人が、サイバーのことはみんな面白いと錯覚するハロー効果、つまり「あばたもえくぼ」効果じゃないかなと思う。
うまく話がつながった。
天の声「こじつけだ」